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さらだたまこの小玉林

いつかはきっと大希林を目標に言葉を磨く小玉林のことのは帖

「チュニック(Tunic/Tunique)」

ここ数年流行し続けるチュニック。そろそろ廃れるかと思いきや、2012年の夏もチュニックだらけだった。
チュニックは膝上丈のゆるやかな上衣で、気になるヒップラインや太ももを隠してくれるのにもってこい。
下にスパッツやトレンカをはくもよし、ジーンズ、七部丈のクロップドパンツでもショートパンツでも何でもよし。スカートを重ねてもよし、でとっても便利なアイテムなのだ。
で、チュニック……私の個人的な印象としてはどこかエスニックな感覚があって、その語源が気になるので調べってみたら、古いことに古代ギリシャ・ローマ時代の人々が着ていた「トゥニカ (Tunica) 」という上衣でありました。ギリシャ文化は、元をたどればメソポタミア文化に行き着くことも多いから、チュニックは衣服の原点とでも言うべきアイテムなんでしょうね。
ほら月桂樹の冠をかぶった古代ローマ人が、筒形で頭からかぶって腰の辺りで紐で結んだ服装をしてるのは、容易にイメージできるわけで。
そもそもチュニックは男女兼用で、長さもくるぶしまでのロングから膝上まで、バリエーションもいろいろで、古代の上衣の代名詞であったそうな。
で、中世になると、タイツ(ホーズ/Hose)とセットアップしたチュニック姿の王様や高貴なお方の姿が見られるようになり、19世紀の軍服の上着もチュニックと呼ぶようになり、英国の近衛兵のおなじみの赤い上着もチュニック!
ということは、日本の男子学生が着る学ランの上着も英語にするならチュニックになるわけで。
そして、昨今はレディースファッションの必須アイテム。
チュニックが廃れないのも、ファッションの原点回帰ってことかも知れませんね。