さらだたまこの小玉林

いつかはきっと大希林を目標に言葉を磨く小玉林のことのは帖

戯れに恋はすまじ!

 戯れといえば、ミュッセの有名な本のタイトルを思い出します。素晴らしい邦訳だと思います。
 原題は《On ne badine pas avec l'amour》・・・・・・私が訳すと「冗談で愛しちゃいけないよ」みたいな凡訳になりますね。   「戯れに恋はすまじ」ともいいます。私が15歳のころ雑誌のタイトルでみたのは「すまじかな、戯れの恋」だったかなあ。
 でね、まだミュッセとかよくわかってない私は「「すさまじきかな! 恋は戯れ」と覚えてしまったのです。私の勝手な解釈だと、
「(恋とは)すさまじいものだ! しょせん戯れにすぎない恋だとしても!」・・・・・・つまり恋というのは戯れであって、でも、戯れゆえに相手をすさまじく愛するモノだと! 修羅場とか激情とかそういう言葉を聞くと「すさまじい恋」に戯れたいと乙女心を熱くしたものでした。
 戯れなければいけませんよね! いくつになっても! 恋にも仕事にも!!!